新しい恋をつかめる人とつかめない人
渋谷先生の書籍の一部を、少し、かいつまんでお伝えします。
どんなにカッコよくて魅力的な男女がカップルになったとしても、必ず恋愛がうまくいくとは限りません。たとえ理想的な人同士でも、互いに良好な関係を保つよう努力しなければ恋愛は終焉を迎えてしまいます。
仮にひとつの恋愛がうまくいかなくなった時、その原因をその人なりにどう分析するかによって、その人のパーソナリティの片鱗が見えるのと同時に、次の恋愛へむけての姿勢や取り組みが分かります。
ある結果を引き起こした原因について・・・
どのような解釈をするか・・・
ということを「原因の帰属」といい、「内的帰属」と「外的帰属」の2つがあります。
恋愛がダメになったとき
「私が綺麗じゃないから」 「自分に思いやりが足りなかったから」などと
自分自身に原因を求めてしまう人は、内的帰属的な考えです。
また反対に「タイミングが悪かった」 「相手がいい人じゃなかった」
と、自分以外に原因を求める人は、外的帰属の考え方といえます。
ある研究では外的帰属の人のほうが、あっさりと次の恋にいくことができ「恋愛経験が多い」とのデーターが出ています。理由は「原因が自分にない・自分は悪くない」から次の恋に期待が持てるからです。一方、内的帰属の人は、コンプレックスが強く、「やっぱり自分は○○○だからダメだったのだ」と自分を責めて落ち込むので、立ち直りにも時間がかかるのです。
一つの恋愛の終わりに傷つくことは同じだと思いますが、外的帰属の人は「まっいいか」と目線が他に向かいますので、気分の変化が早く、次の目標に向かって歩けます。内的帰属の人はその傷をずっと引きずり、自信を失い、次に行く気力の回復も遅くなるということです。
分かれは辛いけれど、どう解釈し、どう乗り越えるか・・・
新しい出会いで、人生は充実し、心もぐっと安定・成長するかもしれません。